それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けとなっています。バイデン政権の経済対策に対する期待感が強まっています。ただ、ホワイトハウスが3兆ドル規模のインフラ投資に関する報道を否定しており、先行きには不透明感も残るところです。また、米国債利回りが調整の動きを背景に大きく低下しており、NASDAQの下値を支えています。ただ、米国債に関しては7年債入札を控えており、警戒感が強まるところです。為替相場はドルの上値が抑えられ、ドル/円も108円台後半での推移が継続する展開となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均がしっかりとした動きとなるのではないでしょうか。昨日の大幅安に対する調整の動きも意識されそうで、リスク志向の動きが意識されそうです。ドル/円も109円台回復を伺う動きになるのではないかとみています。米国債利回りも引けにかけては持ち直していることから、ドルに対する売り圧力も一服するのではないかとみています。全体的にはリスク志向の動きが意識されやすいところですが、積極的に上値を拡大するといった動きにもなりにくいところではないかとみています。