それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はまちまちでの引けとなっています。朝方は堅調地合いとなりましたが、引けにかけてダウがマイナス圏に転じて下げ幅を拡大し、日中安値圏での引けとなっています。バイデン政権のインフラ投資に対する期待感が強まる一方で調整の動きも意識される展開となっています。ただ、買い戻しの動きが強まったことでNASDAQは大きく上昇しての引けとなりました。為替相場はドルが小幅に下落しての推移です。ただ、ドル/円は110円台後半での推移となるなど、堅調地合いとなっています。ユーロやポンドに対する買いが意識されたことでドルに対する売りが強まる一方で、米国債利回りの上昇などを背景に下げ渋り、ドル/円などは上昇しての推移となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が買い戻しの動きを強めるのではないでしょうか。ダウの下落は懸念として残りますが、ドル/円の堅調地合いなどが意識されるのではないかとみています。さらに昨日の大幅下落に対する調整の動きも入りそうです。ドル/円は110円台後半での推移ですが、111円台回復は難しいのではないかとみています。下値は堅そうですが、ここまでの上昇に対する調整なども意識されるのではないでしょうか。