それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けとなりました。ISM製造業景況指数が約37年ぶりの高水準となったことなどを好感してリスク志向の動きが強まっています。米長期債利回りが大きく低下したことでハイテク銘柄に買いが集まり、NASDAQが上げ幅を拡大しています。また、米国債利回りの低下を受けてドルが軟調地合いとなっており、ドル/円の上値が抑えられました。ただ、株高を受けてのリスク志向の動きが円に対する売り意欲を強め、ドル/円は底堅い動きとなっています。一方クロス円は全体的に底堅い動きとなりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が堅調地合いとなるのではないでしょうか。昨日までの上昇や欧米祝日となることなどを受けてポジション調整の動きも意識されそうですが、リスク志向の動きが意識される中で積極的に売り込む動きにはなりにくいでしょう。為替相場はドル/円がやや上値の重い展開となる可能性はありそうですが、110円台半ばでの推移は維持するのではないでしょうか。全体的に底堅い動きが意識されるのではないかとみています。