それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けとなっています。コロナウィルスの感染拡大に対する警戒感は根強いものの、買い戻しの動きに下値を支えられて上値を拡大し、ダウは34000ドルを回復しての引けとなっています。一方、米国債利回りは小幅に低下して引けています。米20年入札が好調で債券に対する買いが意識されました。こうした動きを受けてドルは小幅に下落しての推移となっています。ドル/円は108円を意識しての動きですが、オセアニア通貨が買われやすい地合いとなってドルの上値を抑えました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が堅調地合いとなるのではないでしょうか。昨日の大幅安に対する調整の動きも意識されそうで、大きく上昇する可能性もありそうです。ダウの上昇やドル/円が108円台を維持していることが好感されそうです。為替相場はドル/円が108円台を維持することができるかがポイントとなりそうです。ドルはやや上値の重さが意識されるものの、リスク志向の動きが意識される中で円に対する売りの流れが意識されやすいところです。大きな動きにはなりにくいところですが、底堅い動きが展開されるのではないでしょうか。