それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はまちまちでの引けとなっています。FOMCを控えていることもあり、様子見ムードが強まる展開です。朝方はポジション調整の動きに上値を抑えられましたが、売り一巡後は持ち直しての動きとなっています。ダウが小幅に上昇となって引けています。米国債利回りは大きく上昇しています。米国債入札は比較的堅調なものとなり、一時上値を抑えられる場面もありましたが、米株が底堅い動きを見せる中で債券売りが意識されました。10年債利回りは1.60%を大きく上回る水準となっています。為替相場はドルが底堅い動きとなり、ドル/円が108円台後半での推移となっています。クロス円もしっかりとした動きが展開されています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が底堅い動きとなるのではないでしょうか。昨日の下落に対する買い戻しや、円安進行などが好感されるのではないかとみています。ただ、米国でFOMCを控えていることもあり、日中は方向感の見えにくい流れとなる可能性はありそうです。全体的には底堅い動きとなりそうですが、大きな動きにはなりにくいところです。為替相場もドル/円などは堅調地合いとなるのではないかとみていますが、109円台に入るには材料不足ではないかとみています。クロス円も全体的には底堅い動きとなりそうですが、積極的に上値を追うといった展開にはなりにくいでしょう。