それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は下落しての引けとなっています。住宅関連の指標が市場予想に届かなかったことなどを背景に、調整売り圧力が強まる展開となっています。ダウは引けにかけて下げ幅を拡大し、260ドル安水準となっています。NASDAQなども軟調地合いで引けています。米株の下落を受けて米国債利回りも上値の重い展開となっています。ただ、様子見ムードが強まっており、大きな動きにはなっていません。また、ドルは経済再開に対する期待感からユーロやポンドに対する買いの流れが強まったことで上値を抑えられる展開となっています。ドルインデックスは90を割り込んでの推移であり、ドル/円も109円台を割り込んでの動きとなっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が下落する展開となりそうです。昨日の日経平均は600円近い上昇となっており、これに対する調整の動きも見られそうで、警戒感が強まる状況となっています。ドル/円も109円台を回復する可能性もないわけではありませんが、ドル売り圧力の強まりが意識され、上値を抑えられそうです。全体的にリスク回避的な動きが強まりそうで、警戒感が高まるでしょう。