それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は小幅に上昇しての引けとなっています。ダウは10ドル高水準で前営業日終値を挟んでの推移となりました。米経済の先行きに対する楽観的な見方が根強い状況となる一方で利益確定の動きも強まり、上値を抑えられました。米国債利回りはしっかりとした動きとなり、ドルの下値を支える展開となっています。ドルインデックスは大きく上昇し、90を回復する動きです。欧州債の低下もドルの下値を支えました。ドル/円はドル買いの流れを受けて109円台での推移となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価がしっかりとした動きとなるのではないでしょうか。ダウは小幅高にとどまりましたが、ドル/円が109円台を回復しての動きであり、リスク志向の動きが意識されやすいでしょう。ただ、全体的には様子見ムードが強まる局面であり、大きな動きにはなりにくいところではないでしょうか。ドル/円は109円台を維持できるかがポイントとなりそうです。ドルに対する買い意欲が強まっており、東京時間帯は維持できるのではないかとみています。ただ、上値を拡大する展開にはなりにくいのではないかとみており、狭いレンジでの動きとなるのではないかとみています。