それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はまちまちでの引けとなっています。朝方はダウが下げ幅を拡大する展開となり、一時260ドル安水準まで下落する展開となりました。しかし、買い戻しの動きが意識されて下げ渋り、結局80ドル安水準での引けとなっています。また、NASDAQが大きく上昇し、終値ベースでの史上最高値を更新しています。FOMCを控えていることもあり、調整の動きなども意識されましたが、全体的にはしっかりとした動きが展開されたということができそうです。また、米国債利回りは大幅に上昇して10年債利回りが一時1.50%を回復する動きとなっています。一方でドルインデックスは調整の動きが意識されて小幅に下落しての推移です。ただ、大きな動きにはなっておらず、小動きとなっています。円は軟調でドル/円が110円台を回復しています。クロス円も前回的に上値を拡大する展開となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が小幅に上昇するのではないかとみています。ダウはマイナス圏での引けとなっていますが、引けにかけて持ち直す動きを見せており、また、ドル/円が110円台を回復したことなどを背景に、株価は底堅い動きが展開されるのではないでしょうか。また、為替相場はドル/円が110円台を維持することができるかどうかに注目でしょう。ドルインデックスの底堅い動きなどを眺めて110円台は維持できるのではないかとみています。クロス円も全体的には底堅い動きを見せるのではないかとみています。