それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大きく上昇しての引け。早期の金融引き締めに対する思惑が若干和らいだことやインフレ投資計画で超党派の上院銀グルーと合意などといった報道を好感しての動きとなっています。リスク志向の動きが強まる中でダウは320ドル高水準での引けとなっています。また、NASDAQやS&P500は終値ベースでの史上最高値を更新しています。一方、米国債利回りは小幅まちまちとなっています。金融政策に対する思惑や株高などを受けて方向感の見えにくい展開となっています。また、ドルインデックスも米国債の様子見ムードを眺めて前営業日終値を挟んでの小動きとなっています。ドル/円は110円台の後半での推移となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が上昇する展開となりそうです。米株の大幅上昇を眺めて買い優勢の流れとなるのではないでしょうか。週末ということもあり、ポジション調整の動きも見られそうですが、リスク志向の動きが意識されやすいところであり、29000円を回復する可能性は高いのではないかとみています。一方、為替相場はドル/円が111円台に入るかどうかに注目が集まりそうです。ドルの方向感は見えにくいものの、リスク志向の動きが意識される展開であり、円安に進みやすいのではないかとみており、111円台に入る可能性は十分にあるのではないかとみています。