それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は下落しての引けとなっています。FOMCを控えてポジション調整の動きが意識されており、ダウは一時35000ドルを割り込む動きとなりました。しかし、売り一巡後は経済指標の好調などを背景に買い戻しの動きが意識される展開となり、ダウはマイナス圏での引けとなったものの35000ドルを回復しての引けとなりました。また、米国債利回りは長期債利回りが大きく低下しての推移です。米株の軟調や米5年債入札などを受けて債券に対する買いの動きが強まりました。一方、株式市場はドルが軟調、円が堅調といった動きになっています。リスク回避的な動きが意識されたことで、円は主要通貨に対して全面高となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が上値を抑えられそうです米株は引けにかけて持ち直したものの、マイナス圏での引けとなっています。ドル/円も110円を割りこむ動きとなっており、警戒感が強まりそうです。ただ、FOMCを控えていることあり、日中は様子見ムードが強まる可能性はあるでしょう。ドル/円も積極的な動きとなるかどうかは不透明です。110円台回復する可能性は低いのではないかとみていますが、下値を拡大する展開にもなりにくいでしょう。