それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はまちまちでの引けとなっています。朝方は中国の指標の悪化やアフガン情勢などを嫌気して売り圧力が強まり、ダウは一時280ドル安水準となりました。しかし、売り一巡後は買い戻しの動きが強まり、引けにかけてプラス圏に浮上しました。結局ダウは110ドル高で史上最高値を更新しました。ディフェンシブ銘柄に対する買いなどが強まる展開となっています。また、米国債利回りは10年債利回りなどが小幅に低下しての推移です。ただ、ドルは安全資産としての買いが意識されて底堅い動きとなっています。その一方、円は買い優勢の流れとなり、ドル/円も109円台前半での推移となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価がやや下値の堅い動きとなるのではないでしょうか。アフガン情勢などに対する警戒感はあるものの、ダウが引けにかけて持ち直したことなどを意識して買い戻されるのではないでしょうか。昨日の日経平均株価が450円安水準となったことに対する調整の動きが意識されるのではないでしょうか。ただ、円に対する買い意欲が強まったことで上値は抑えられそうです。ドル/円に関しては109円台を維持することができるかどうかがポイントとなりそうです。積極的に売り込む展開にはならないのではないかとみており、109円台は維持されるのではないかと考えていますが、日経平均に売り圧力が強まった場合は109円割れの可能性も高まってくるので、一応注意はしておいたほうが良さそうです。