それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は下落しての引けとなっています。ブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派的な発言を背景にリスク回避的な動きが強まる展開となっています。米経済指標が市場予想に届かなかったことやアフガン情勢の緊迫化なども警戒されており、ダウは190ドル安水準となって引けています。また、米国債利回りは小幅まちまちでの引けとなっています。米国の早期の金融引き締めに対する思惑が意識される一方で7年債入札を受けて債券に対する買いが意識される展開となり方向感の見えにくい展開となりました。一方、為替相場はドルインデックスが上昇して93を回復しての動きです。ブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派的な発言が意識されてドル買い圧力が強まりました。また、円は堅調となっています。ドル/円はドルインデックスの上昇を受けて前営業日終値を挟んでの動きとなっていますが、クロス円は全般的にリスク回避的な動きを眺めて上値を抑えられました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が上値の重い展開となるのではないでしょうか。米株の調整の動きを受けて軟調地合いとなりそうです。ただ、ドル/円が110円台を維持しており、ジャクソンホールを控えていることもあって大きな動きにはなりにくいのではないかとみています。ドル/円は110円を挟んでの動きとなるのではないでしょうか。ドルインデックスの上昇を背景に底堅い動きが意識されそうですが、株安が上値を抑えそうで、方向感の見えにくい流れとなるのではないでしょうか。