それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はまちまちでの引けとなっています。ダウは260ドル高水準となり、5日続落していた動きに対する調整の動きが意識されています。バイデン政権の増税幅が縮小する可能性に対する思惑などからリスク志向の動きが意識される展開となっています。一方、米国債利回りはまちまちでの引けとなっています。長期債利回りは低下傾向を強めており、調整の動きが意識される流れとなっています。しかし、ドルインデックスはユーロの売りなどが意識されて堅調地合いとなって推移しています。ドル/円は110円を挟んでの動きで、ダウの上昇を眺めて円に対する売りが意識されやすい状況となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が底堅い動きを見せるのではないでしょうか。ここ最近の買いの流れに対する調整の動きも警戒したいところですが、ダウの上昇やドル/円の堅調などが意識されやすい状況であり、しっかりとした動きが展開されるのではないでしょうか。ドル/円は目先110円を挟んでの動きですが、株価がしっかりとした動きを見せれば110円台前半での推移が展開されるのではないでしょうか。ただ、ドルインデックスは大きな動きとはなっていないことから、ドル/円も110円を挟んでの小動きとなる可能性が高いように思われます。