それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大幅下落となって引けています。ダウは一時970ドル安水準となるなど、大幅下落となっています。引けでは多少持ち直したものの結局610ドル安と大きく下落してます。中国の恒大集団のデフォルトに対する警戒感などが意識される中でリスク回避的な動きが強まる展開となっています。また、FOMCなどを控えていることもあり、ポジション調整の動きが強まる展開となっています。一方、米国債利回りは大きく低下しています。しかし、ドルは安全資産としての買いが意識される中で底堅い動きとなりました。円はリスク回避的な動きが強まる中で上昇し、主要通貨に対して独歩高となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が大きく下落する可能性が高いでしょう。米株の急落や円高基調を背景に売りの流れが強まることが予想され、30000円を維持することができるかどうかに注目が集まるのではないかとみています。前営業日終値は30500円となっており、500円安であれば十分に可能ではないでしょうか。為替相場は現状ではドル/円が109円台半ばでの動きとなっていますが、そこまで大きな動きにはなりにくいのではないかとみています。リスク回避的な動きから円高が進行する可能性はありそうですが、109円台は維持するのではないかとみています。