それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大きく上昇しての引けとなっています。米国のISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことや原油価格の上昇などを受けた関連銘柄の上昇などが意識され、上値を拡大する展開となっています。ダウは一時480ドル高水準となるなど上値を拡大し、結局310ドル高水準での引けとなっています。リスク志向の動きが強まったことで米国債利回りも長期債を中心に大きく上昇しています。米10年債利回りは1.5%を、30年債利回りは2%台をそれぞれ突破しての動きです。ダウも米国債利回りの上昇を眺めて買い優勢の流れとなっています。また、円はリスク志向の動きを受けて軟調地合いとなり、ドル/円は111円台半ばまで上昇しています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が大きく上昇しての推移となりそうです。ダウの上昇やドル/円の上昇などを背景に買い戻しの動きが強まりそうです。28000円台を回復して上値を拡大しそうで、期待感が高まるでしょう。ドル/円に関しては現状で111円台半ばまで上昇しているため、そこまで上値を見込みにくいところではありますが、リスク志向の動きやドル買いが意識される中で下値も堅そうで、しっかりとした動きが継続するのではないかとみています。