それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けとなっています。米国の企業決算に対する期待感などを背景に買い優勢の流れが維持され、ダウは一時36000ドルを突破しました。しかし、FOMCを控えていることもあり、ポジション調整の動きが意識されてマイナス圏に転じる場面もありました。ただ、売りの流れは強まらず、引けにかけて持ち直しました。一方、米国債利回りは小幅に上昇しての引けとなっています。欧州債利回りの上昇などを背景に底堅い動きとなりましたが、FOMCを控えていることもあり、様子見ムードが強まりました。また、為替相場はドルインデックスが下落しての推移となっています。ユーロに対する買い圧力が強まったことでドル売りが意識されました。ただ、ポンド売りなどが強まったことでドルの下値も堅く、下げ渋りました。また、円は株高を受けて売り優勢の流れとなっています。ドル/円も小幅に上昇して114円台を挟んでの動きとなっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価がやや上値の重い展開となるのではないでしょうか。衆院選を通過して上昇したものの、明日が祝日となるためにポジション調整の動きが意識されて上値が抑えられる可能性はありそうです。ただ、米株の上昇やドル/円の底堅い動きなどが意識されて大きな方向感は見えにくいのではないかとみています。前営業日終値を挟んでの動きが展開されるのではないでしょうか。また、ドル/円はドルインデックスの下落が上値を抑えそうですが、リスク志向の動きが意識される中で円売りの流れも意識されそうで、こちらも様子見ムード方方向感の見えにくい展開となるのではないでしょうか。114円を挟んでの動きが展開されるのではないかとみています。