それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けとなっています。先週末の急落に対する修正の動きが強まったことで買い優勢の流れとなっています。オミクロン株に対する警戒感は根強いものの、現状では重症化はそこまで見られていないといった報道などもあり、市場に安心感を与えている状況です。ただ、経済への影響に関しては現状では不透明であり、しばらくは様子見といったところではないでしょうか。ダウは230ドル高水準での引けとなり、35000ドルを回復しています。また、NASDAQは下落前の水準を回復しての動きとなりました。また、米国債利回りはまちまちでの引けとなっています。長期債利回りは上昇基調を強め、調整の動きが意識されました。また、ドルは底堅い動きとなり、ドル/円も113円台半ばでの推移となっています。市場全体に調整の動きが意識される流れとなっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が持ち直し基調となるのではないでしょうか。昨日の大幅安に対する調整の動きが意識されそうで、買い圧力が強まりそうです。また、為替相場はドル/円が堅調地合いとなりそうです。114円を回復するかどうかに注目が集まりそうですが、米国債利回りが引けにかけてやや上値を抑えられたことなどを考えると、ドル/円も伸びを欠く可能性はありそうです。ただ、リスク志向の動きが意識されやすい状況かであり、ドル/円も下値の堅い動きが展開されるのではないでしょうか。