それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大幅続伸となって引けています。オミクロン株に対する警戒感が後退したことで、買いの流れが継続する展開となっています。地政学的リスクがくすぶるところではありますが、ハイテク銘柄を中心に買い進まれる展開となっています。ダウは一時590ドル高水準まで上昇し、引けでも490ドル高となっています。原油価格も再び騰勢を強めており、警戒感が強まるところではありますが、目先は買われやすい地合いということができそうです。また、米国債利回りも株高や3年債入札の不調などが意識されて上昇しており、ドルの下値を支える動きとなりました。ただ、ドルは豪ドルなどの上昇に上値を抑えられ、ドルインデックスは前営業日終値を挟んでの動きとなっています。また、ドル/円は113円台半ばでの推移で、様子見ムードとなっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が続伸する可能性が高そうです。500円以上の大幅上昇を受けての動きではあるものの、米株が上値を拡大し、ドル/円も底堅い動きを見せる中で、日経平均も買われやすい地合いとなりそうです。ただ、29000円台回復などといった動きにはなりにくいところではないかとみています。一方、為替相場はドル/円が堅調地合いでの推移となりそうです。ドルインデックスは伸び悩んでいますが、リスク志向の動きや米国債利回りの上昇などを背景に底堅い動きが展開されそうです。113円台中盤から後半での動きとなるのではないでしょうか。