それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は続落しての引けとなりました。米国の生産者物価指数が市場予想を上回ったことでリスク回避的な動きが強まる展開となりました。ダウは朝方は買い戻しの動きに支えられてプラス圏での推移となりましたが、買い一巡後は売り圧力が強まり、結局100ドル安水準での引けとなっています。また、米国債利回りはインフレ懸念が強まったことで上昇しています。米国債利回りの上昇を受けてドルの下値も堅い展開となっています。ただ、FOMCを控えていることもあり、全体的には方向感の見えにくい展開となりました。ドル/円は113円台中盤から後半での動きが展開されました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が下落する可能性が高いのではないでしょうか。ドル/円が底堅い動きとなっており、日中は下げ渋る場面もありそうですが、インフレに対する警戒感が強まる中で売り圧力が強まるのではないかとみています。ただ、様子見ムードが意識されそうで、28000円台は維持できるのではないかとみています。一方、為替相場はドルの下値の堅さが意識される中でドル/円も底堅い動きが展開されるのではないでしょうか。113円台中盤から後半での動きが継続するのではないでしょうか。FOMCを控えていることもあり、様子見ムードが意識されやすい状況が続くとみています。