それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大幅下落となって引けています。朝方はダウが上昇する一方、NASDAQが下落するといった流れが継続していましたが、FOMC議事要旨が公表されて米国の早期利上げ観測が強まったことを背景に、売り圧力が強まる展開となりました。一方、米国債利回りは大きく上昇しています。10年債利回りは1.70%を回復しての動きとなっています。また、米国債利回りの上昇などを背景にどるが下値を縮小する展開となっています。朝方は調整売り圧力が強まりドルインデックスが96を割り込む動きとなっていましたが、そこから買い戻しの動きが強まっています。ドル/円も116円を回復しての推移となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が大きく下落する可能性が高そうです。米株の大幅下落を眺めて売り圧力が強まりそうです。円買いに対する巻き戻しの動きは見られているものの、リスク回避的な動きが強まる中で売り圧力が強まりそうです。ここまでの上昇に対する調整の動きも意識されそうで、29000円を割り込む可能性もあるのではないかとみています。また、為替相場ではドル/円が116円を挟んでの動きとなるのではないでしょうか。方向感は見えにくいところとなるのではないかとみていますが、上値の重い展開となるのではないかとみています。