それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はプレジデンツデーの祝日のため、休場となっています。債券市場も休場となっています。そうした中、地政学的リスクの高まりを背景に、欧州株は軟調地合いです。プーチン大統領が親ロ派地域の独立承認に署名といった報道が流れ、警戒感を強まる展開となっています。リスク回避的な動きが強まり、安全資産としてのドルに対する買いも見られています。一方、円も買われやす動きとなり、対スイスフランなどを除いて円は主要通貨に対して買われました。ドル/円は115円を割り込み、114円台中盤まで押し込まれています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が大きく下落するのではないでしょうか。地政学的リスクの高まりを背景に、売り圧力が強まる展開が予想されるところです。ドル/円も上値を抑えられており、日経平均の下げ幅を拡大するのではないでしょうか。ドル/円に関しては114円台中盤での動きが意識されそうですが、ウクライナ情勢いかんではさらに大きく下落といった展開も視野に入るため、注意が必要ではないでしょうか。