それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が大幅持ち直しとなって引けました。米経済指標の堅調や買い戻しの動きが意識され、ダウは一時710ドル高水準、結局590ドル高水準での引けとなりました。ウクライナ情勢に関しては依然としてリスク要因となっており、さらに商品価格が大幅上昇となっている事でインフレに対する懸念も強まっていますが、急激な下落に対する警戒感は若干和らぐ状況となっています。株高を受けて米国債利回りも大幅上昇となっています。パウエルFRB議長の発言を受けた米金融政策の先行きに対するタカ派的な見方が強まったことも債券売りの流れを強める結果となっています。また、ドルは安全資産としてのドル買いの流れが巻き戻される一方、米国債利回りの大幅上昇などが意識されたことで方向感の見えにくい展開となっています。前営業日終値を挟んでの動きで、目先は小幅に下落しています。また、リスク志向の動きが強まったことで円は大幅下落となり、ドル/円も115円台半ばまで上昇する展開となっています。
こうした動きを受けて、