それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が下落しての引けとなっています。米国のCPIを受けてインフレに対する警戒感が強まり、先行きに対する警戒感が強まる展開となっています。ウクライナ情勢の緊迫化も重しとなっており、ダウは一時460ドル安水準まで下落しました。その後は買い戻しの動きなどもあり、110ドル安水準で引けています。また、ハイテク銘柄に対する売り圧力が強まり、NASDAQは下げ幅を拡大する展開となりました。また、米国債利回りは上昇しており、ドルインデックスも買い戻しの動きが強まっています。ドル/円はドル買い圧力が意識されて116円台前半での推移となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が下落する展開となりそうです。米株の軟調地合いなどを背景に昨日の大幅上昇に対する調整の動きが意識されそうです。ただ、ドル/円が116円台での推移となるなど、日中は買い戻しの動きが意識される可能性はありそうです。ただ、全体的にはリスク回避的な動きが意識される状況であり、上値は重そうです。ドル/円に関しては116円台を維持することができるかに注目です。流れとしては米国債利回りの上昇や安全資産としてのドル買いの流れが根強く、ドル/円も底堅い動きが意識されるのではないかとみています。116円を一時的に割り込む可能性はあるものの、買い戻されるのではないかとみています。ただ、ウクライナ情勢が一層緊迫化といった動きとなった場合はリスク回避的な動きが強まり円の買い戻しといった展開となる可能性はありそうです。