それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が上昇しての引けとなっています。朝方は利食い売りやバイデン大統領の予算教書で富裕層向けの増税が発表されたことなどを嫌気して軟調地合いとなり、ダウが一時300ドル超の下落となりました。しかし、売り一巡後は原油価格の下落などを受けたインフレ懸念の後退などが意識されて持ち直し、結局ダウは90ドル高水準と日中高値圏での引けとなりました。一方、米国債利回りはまちまちでの引けとなっています。短期債に対する売りの流れが維持されたものの、長期債利回りが低下しての推移です。インフレ懸念の後退が意識される一方で、米国の金融政策に対する思惑などが意識されました。また、為替相場はドルインデックスが上昇しての動きです。円やポンドに対する売りの流れが意識されてドルの下値が支えられました。また、円は大幅下落となっています。ドル/円が一時125円台を付けるなど日米の金融政策の違いなどを背景に円安基調が強まりました。ただ、売り一巡後は調整の動きが意識されて、目先は114円を挟んでの動きとなっています。
こうした動きを受けて、