それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が上昇しての引けとなっています。朝方から買い優勢の流れとなり、一時410ドル高水準まで上昇しました。しかし、その後は調整の動きなどもあって上げ幅を縮小しました。ただ、プラス圏での動きが維持されたことで買い安心感が広がり、引けにかけて再度上げ幅を拡大しました。結局ダウは330ドル高水準での引けとなっています。ウクライナ情勢の緊張緩和に対する期待感や原油価格の下落などを背景にしたインフレ懸念の後退などが好感されています。その一方、米国債利回りは短期債売り、長期債買いの流れが強まり、一時2年債利回りと10年債利回りが逆転する流れとなっています。リセッションに対する懸念が強まるところであり、米国の利上げが警戒されている状況です。次回のFOMCにおいて50bpの可能性も示唆されています。また、為替相場はドルインデックスが下落しての推移です。円やポンドに対する買い戻しの動きが意識される中でドルの上値が抑えられました。ドル/円は一時122円台を割り込む動きを見せるなど、円買い圧力が強まりました。
こうした動きを受けて、