それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が大幅上昇となって引けました。米経済指標の堅調や、米企業決算に対する期待感などからリスク志向の動きが強まり、ダウは400ドル弱の上昇となって引けています。一時570ドル高水準となるなど上値を拡大しての流れであり、NASDAQなども大きく上昇しての引けとなっています。また、米国の金融引き締めに対する思惑や米株高などから米国債利回りも大きく上昇しています。為替相場ではドルが堅調地合いとなってドル/円が129円を意識しての動きとなっています。クロス円も大きく上昇しており、円売りの流れが市場では意識されました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が上昇する可能性が高そうです。米株が上値を拡大したことや、円安基調を背景にリスク志向の動きが意識されそうです。円安に関しては懸念もありますが、輸出関連銘柄にとっては依然として追い風として意識されそうで、日経平均の下値を支えるのではないでしょうか。27000円台の回復の可能性は高そうです。また、為替相場はドル/円が129円台前半での推移となっていますが、さらに上値を拡大するかどうかに注目が集まりそうです。一時的には利食いが入ってもおかしくはないと思われますが、130円が迫ってきており、まずは130円を試す可能性も高そうです。堅調地合いは維持されそうで、129円台で方向感を探る展開となりそうです。