FINANCE CONCIERGE

それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。

まず昨日の動きですが、米株が大幅続伸となって引けています。FOMC議事要旨を受けて利上げ加速に対する懸念が後退したことでリスク志向の動きが継続している状況です。米企業決算の堅調なども好感される展開となっており、ダウは510ドル高水準となっています。NASDAQなども上昇しての引けとなりました。また、米国債利回りは小幅まちまちで、方向感の見えにくい展開となっています。為替相場はドルがやや上値を抑えられており、ドル/円も小幅に下落しています。ただ、リスク志向の動きを背景とした円売りの流れも意識されており、クロス円は全体的に堅調地合いとなりました。ドル/円も127円台を維持しており、下値の堅い動きが展開されました。

こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が買われやすい地合いとなりそうです。昨日はマイナス圏での引けとなりましたが、ダウの大幅上昇を眺めて買われやすい地合いとなりそうです。ドル/円は127円台を維持することができるかに注目です。リスク志向の動きが意識されていますが、ドルインデックスの上値が重い展開となっており、警戒感は残るところです。ただ、一時的に127円台を割り込んでも、積極的に売り込む展開とはなりにくいところであり、下値は堅そうです。