それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は上昇しての引けとなっています。ダウは朝方インフレに対する警戒感などから売り圧力が強まり、一時300ドル安水準まで下落しました。しかし、売り一巡後は値ごろ感からの買い戻しの動きが意識されて持ち直し、引けにかけて上げ幅を拡大しました。結局ダウは430ドル高水準となり、日中高値での引けとなっています。一方、米国債利回りは小幅まちまちとなって引けています。米株の上昇やインフレに対する警戒感などから債券が売られやすい地合いとなりましたが、ここまでの上昇に対する調整の動きなどもあり、債券に対する買い戻しの動きが意識されました。また、ドルは下落しての推移となっています。米国債利回りの上値が抑えられたことやここまでのドル買いに対する調整、安全資産としてのドル買いに対する修正の動きが意識される展開となっています。また、円はドル以外には軟調で、ドル/円も130円は割り込んでいますが、底堅い動きが展開されて下げ渋っています。リスク志向の動きが意識される中で円売り圧力が強まる状況となっています。
こうした動きを受けて、