それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は下落しての引けとなりました。米国のCPIが市場予想を上回ったことを背景に、米国の金融引き締めに対する思惑が強まり、リスク回避的な動きが意識されました。次回のFOMCにおいて、75bpの利上げが完全に織り込まれ、さらに100bpの利上げも66.8%織り込まれる状況となっています。こうした動きを受けて米短期債利回りが大幅上昇となる一方で株安などを背景に長期債利回りが低下しとており、2年債利回りと10年債利回りなどが逆転する形となっています。リセッションに対する警戒感も高まる状況であり、先行きに対する不透明感が意識されるところです。こうした中、為替相場はドルがやや上値の重い展開となっています。しかし、ドル/円は日米金利差の拡大などが意識される中で上昇し、137円台中盤での推移となっています。クロス円も上昇基調となっており、円売り圧力が強まる局面ということができそうです。また、ユーロ/ドルが一時パリティとなっています。
こうした動きを受けて、