それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は小幅に上昇しての引けとなりました。ダウは朝方、調整の動きから売り圧力が強まりましたが、インフレに対する警戒感が和らいでいることから買い戻しの動きが意識されてプラス圏に浮上しての引けとなっています。ただ、金融当局者からインフレに対する懸念が相次いで指摘されたことで9月の75bpの利上げに対する思惑が強まっており、ドルは堅調地合いで推移しています。ドル/円は135円台後半まで上昇する展開となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が持ち直すのではないかとみています。29000円を割り込んで引けたものの、そこからの買い戻しで29000円を回復するのではないかとみています。米株が小幅とはいえプラス圏での引けとなったことやドル/円の堅調地合いなどを背景にリスク志向の動きが意識されるのではないでしょうか。ただ、週末ということもあり、大きな動きにはなりにくいところとなりそうです。また、ドル/円は136円を突破するかがポイントとなりそうです。調整の動きも意識されそうですが、ドルに対する買い意欲は根強い状況であり、突破する可能性も十分にありそうです。