それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は下落しての引けとなりました。朝方はここまでの下落に対する修正の動きからダウが70ドル高水準まで上昇しましたが、ジャクソンホール会合に対する警戒感などが意識されてリスク回避的な動きが強まりました。結局ダウは154ドル安の32909ドルでの引けとなっています。ただ、朝方に米国債利回りが大きく低下したことでハイテク銘柄には買い戻しの動きが意識され、長期債利回りを中心に押し戻す動きとなりましたが、NASDAQは小幅安で引けました。また、ドルは米短期債利回りを中心に上値を抑えられたことなどを眺めて売られやすい地合いとなり、ユーロ/ドルは一時パリティを突破しました。ただ、目先は再度パリティを割り込む水準で推移しています。一方、ドル/円はドルインデックスが下落したことなどを眺めて円高基調となっており、136円台半ばまで押し込まれる展開となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が上値の重い展開となるのではないでしょうか。米株の先行き不透明感が意識されるなかで日本株も軟調地合いが維持されるのではないでしょうか。ドル/円もやや円高基調であり、リスク回避的な動きが強まりそうです。為替相場はドル/円の上値の重い展開が続きそうです。ただ、積極的に下落する展開にもなりにくいのではないかとみています。136円台半ばでの小動きとなるのではないでしょうか。