それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は大きく上昇しての引けとなりました。ジャクソンホール会合でのパウエル議長の講演に対する警戒感はあるものの、ポジション調整の動きなどが意識されており、上値を拡大する展開となっています。7年債入札が好調だったことで米国債利回りが低下しており、それも株価の下値を支えました。また、ドルインデックスは下落しており、ドル買いに対する修正が入っています。特にドル/円が上値を抑えられての展開となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が底堅い動きとなりやすいのではないでしょか。ダウが大きく上昇しており、調整の動きが意識されやすい流れとなっています。ただ、ジャクソンホール会合での結果を見極めたいとの思惑は根強く、買いの流れが継続するかは不透明です。日中は上値の重い展開となる可能性もあるでしょう。為替相場も流れとしてはドル/円は上値を抑えられそうですが、積極的に売り込む展開にはなりにくいところではないかとみています。日中は全体的に様子見ムードが強まるのではないかとみています。