それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は上昇しての引けとなりました。米8月の消費者物価指数の発表を控えてインフレのピークアウトに対する期待感が高まる状況となっています。また、新しいiPhoneの予約データが好調だったことを受けてアップル株が大きく上昇して相場をけん引しました。ダウは229ドル高の32381ドルでの引けとなるなど、堅調地合いが維持されています。また、米国債利回りは上昇しての推移となっています。米10年債入札が不調となったことで債券に対する売り圧力が強まり、長期債利回りを中心に上げ幅を拡大しました。米株の上昇も債券売りを意識させる展開となっています。また、ドルインデックスは下落しての推移です。米国債利回りの上昇を受けて持ち直す場面もありましたが、上値は重く引けにかけてじり安となっています。ECBの金融引き締めに対する思惑からユーロ/ドルが堅調地合いとなっており、ドル売り圧力が意識されました。また、円は軟調地合いとなっています。リスク志向の動きの強まりや日本の金融政策に対する思惑から円売りの流れが維持されています。口先介入の効果にと対する懐疑的な見方も円売りを意識させました。
こうした動きを受けて、