それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は下落しての引けとなりました。ここまでの米株の上昇に対する調整の動きが意識され、上値の重い展開となりました。ただ、ダウはポーランドに着弾したミサイルがウクライナの迎撃との報道が流れたことで地政学的リスクが後退し、一時プラス圏に浮上する場面もありました。日中は前営業日終値を挟んでの動きが継続し、結局39ドル安の33553ドルでの引けとなりました。一方、米国債利回りは米国の利上げペースの減速に対する思惑から長期債利回りが低下する一方、金融引き締めは継続するとの見方から短期債利回りが上昇し、2年債利回りと30年債利回りの逆イールドが大幅に拡大する展開となっています。特に30年債利回りは10bpを超える下げ幅となりました。こうした動きを受けてドルは上値の重い展開となっています。ECBの金融政策に対する思惑からユーロがやや荒い動きとなりましたが、目先は1.04ドルを割り込む水準で推移しています。また、ドル/円は買い戻しの動きが意識され、139円台半ばでの推移となっています。
こうした動きを受けて、