それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は大きく下落しての引けとなりました。ウィリアムズNY連銀総裁やブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派的な発言を受けてリスク回避的な動きが強まり、ダウは一時500ドル超の下落となりました。引けにかけて若干押し戻しましたが、497ドル安の33849ドルでの引けとなっています。NASDAQやS&P500も売り圧力が強まる流れとなりました。また、米国債利回りは小幅まちまちでの引けとなっています。タカ派的な発言を受けて上昇する場面もありましたが、上値は重く方向感の見えにくい流れとなりました。為替相場はドルが上昇しての推移となりました。ただ、米株の下落を受けて円に対する買い意欲も強く、ドル/円は139円を割り込んでの推移となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が軟調地合いとなりそうです。米株の下落や円高基調が意識され、28000円台を割り込む可能性が高そうです。日中も上値の重さが意識されそうで、買い戻しの動きは弱そうです。一方、為替相場はドル/円が139円を意識しての動きとなりそうです。リスク回避的な動きが意識されて円に対する買い意欲が強まりそうですが、ドルインデックスもしっかりとした動きであり、ドル/円は底堅い動きとなるのではないでしょうか。ただ、クロス円は上値を抑えられそうです。