それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は上昇しての引けとなりました。直近の下げに対する押し目買いの動きが意識されてダウが183ドル高の33781ドルで引けました。ただ、生産者物価指数の発表や来週のFOMCを控えていることもあり、積極的に買い進む展開にはなりませんでした。また、米国債利回りは上昇基調となる一方、為替相場はドル売りの流れが意識されました。ドル/円はほぼ変わらずとなりましたが、ユーロ/ドルがECBの金融政策に対する思惑などから上昇基調となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が底堅い動きとなりそうです。米株の買い戻しの動きが意識され、買われやすい地合いとなりそうです。ただ、重要指標などを控えていることもあり、大きな動きにはなりにくいところではないかとみています。また、為替相場は全体的に方向感の見えにくい流れとなるのではないかとみています。FOMCを控えていることもあって動きづらい局面となっており、様子見ムードが強まるのではないかとみています。