それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は小幅に下落しての引けとなりました。朝方は金融システム不安に対する警戒感が後退したことなどを背景に買い優勢の流れとなり、ダウは118ドル高となりました。しかし、米国債利回りが上昇したことでハイテク銘柄などに売り圧力が意識され相場全体の上値を抑えました。結局ダウもマイナス圏に転じての引けとなりました。下げ幅は大きくはないものの、先行きに対する不透明感が高まる状況と言えそうです。また、米国債利回りは短期債利回りを中心に上げ幅を拡大しています。米国の金融政策に対する思惑から、債券に対する売り圧力が強まりました。一方、ドルは軟調地合いとなっています。米国債利回りは上昇したものの、欧州債利回りの上昇や欧州株の上昇などを背景に、ユーロやポンドに対する買いが意識され、ドルの上値が抑えられました。また、ドル/円はやや上値の重い展開で131円を割り込んでの推移となっています。
こうした動きを受けて、