それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株はまちまちでの引けとなりました。米企業決算が本格化する中で様子見ムードが強まる展開となりました。ダウは79ドル安の33897ドルで引けており、上値の重い展開となっています。ただ、積極的に売り込む展開にはなっておらず、日中も小動きとなりました。また、米国債利回りは下値の堅い動きとなりました。ただ、30年債利回りはマイナス圏に転じており、全体的には債券に対する買い戻しの動きも見られる展開となっています。米国の金融引き締めに対する思惑が意識されたものの、経済指標を見極めたいとの思惑が強まりました。米国債利回りの底堅い動きを眺めてドルインデックスが小幅に上昇しての推移となっています。ドル/円・クロス円も堅調地合いで、円売りの流れが強まりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が底堅い動きとなるのではないかとみています。ダウは下落したものの大きな動きにはなっておらず、円安の流れが意識されたことで日経平均は買い戻しの動きが意識されるのではないでしょうか。ただ、市場全体が様子見ムードが強まる展開となっており、日中は方向感の見えにくい流れとなるのではないかとみています。為替相場も大きな動きにはなりにくいところではないかとみています。円に対する売りが意識されていますが、調整の動きも入りそうでドル/円は134円台半ばでの動きが展開されるのではないかとみています。