FINANCE CONCIERGE

それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。

まず昨日の動きですが、米株は上昇しての引けとなりました。米国の債務上限問題を巡り与野党の協議が進展するのではないかといった期待感が意識される中でリスク志向の動きが意識され、米株が上値を拡大する展開となりました。ダウは408ドル高の33420ドルでの引けとなっています。また、米国債利回りは安全資産としての米国債売りが意識され、短期債利回りを中心に上げ幅を拡大する展開となりました。米国債利回りの上昇を眺めてドルインデックスは上昇し、円は売られやすい地合いとなりました。ドル/円は137円台半ばまで上昇しての推移となっています。

こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が堅調地合いとなるのではないかとみています。30000円を回復した後の動きであり、ポジション調整の動きも意識されるところですが、米株の上昇や円安基調などを背景に、買われやすい地合いとなるのではないでしょうか。また、為替相場はドル/円が調整の動きから売られる場面もありそうですが、基本的にはしっかりとした動きが意識されるのではないかとみています。リスク志向の動きやドルインデックスの上昇などが意識されて底堅い動きが展開されるのではないかとみています。