それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は下落しての引けとなりました。中国や欧州の株価が下落したことや金融引き締めの長期化に対する思惑などからリスク回避的な動きが意識されました。ダウは245ドル安の34053ドルでの引けとなっています。また、米国債利回りは下落しての引け。安全資産としての米国債に対する買いの流れが意識されており、10年債利回りは3.72%台前半での引けとなりました。また、ドルは底堅い動きとなりました。ユーロやポンドに対する売りが意識されており、ドルの下値が支えられています。一方、円は買い戻されています。ポンド/円などは1円超の下落しており、ドル/円も141円台半ばまで下落しています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が下落しての推移となりそうです。米株の軟調やドル/円の下落などを受けて売り圧力が強まりそうです。昨日は小幅ながらプラス圏での引けとなっており、ここまでの上昇に対する調整の動きも意識されそうです。また、ドル/円はリスク回避的な動きが意識される中で上値を抑えられるのではないでしょうか。141円台を割り込むかは微妙なところですが、可能性はあるとみています。円に対する買い戻しの動きが意識されやすい局面と言うことが出来そうです。