それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は上昇しての引けとなりました。米小売売上高などは市場予想を下回りましたが、モルガンスタンレーなどの決算の好調を背景にリスク志向の動きが強まりました。インフレに対する警戒感が後退していることも米株に対する買い意欲を強めました。ダウは366ドル高の34951ドルで引けました。また、米国債利回りはまちまちでの引けとなっています。米株の上昇などを眺めて短期債利回りが上昇する一方、小売売上高などを眺めて10年債などが買われる展開となりました。結局米10年債利回りは3.78%台半ばから後半で引けました。米国債利回りがまちまちとなったことでダウも方向感の見えにくい流れとなり、小幅上昇での推移となっています。そうした中でドル/円は小幅に上昇しての推移となっています。植田日銀総裁が『持続的・安定的な2%のインフレの達成には距離がある』などと発言したことも円売りを意識させました。
こうした動きを受けて、