マイニングが行われる際の採掘速度のことを指します。ビットコインにおけるマイニングでは、およそ10分の間に世界中のマイナーが一斉に計算を行ます。この時の1秒あたりの計算回数をハッシュレートと言います。hash/sと表記され、通常、K(キロ)、 M(メガ)、 G(ギガ)、 T(テラ)などの接頭辞と合わせて用いられます。例えば、Khash/sは1秒間に1000回計算が行われていることになります。
ハッシュレートが高い状態は1秒当たりの計算回数が多いことを意味します。つまり、これは多くのマイナーが参加しているということができるでしょう。多くのマイナーが参加しているということは多くの人によって承認されていることになるため、通貨としての信頼性が高いということになります。
逆にハッシュレートが低い状態はマイナーが少ないことを意味し、取引の停滞や51%攻撃の危険性が意識され、通貨としての信頼性が低くなります。
ハッシュレートと暗号資産の価格の関連性は一概には言えないところではありますが、ハッシュレートの上昇は暗号資産への信認の高まりといったことを考えると、価格の下支え要因として意識されるでしょう。